
意外と知らない?モニターの正しいお手入れ方法<NG行動もしっかり解説>
こんにちは、スタッフの川田です。
ゲーミングモニターって結構高い買い物だし、そう簡単に買い替えできないので購入したら長く使いたいですよね。長く大切に使うには、定期的なお手入れが重要です。
今回は、モニターを長く使ってもらうため、正しいお手入れ方法について詳しくお話したいと思います。
どんな汚れがつくのか?
普段、モニターを使っていると、室内であるにも関わらず、意外とさまざまな汚れがついていたりします。
指で触った汚れや水滴が知らず知らずのうちについており、モニターの電源を消してじっくり見てみると、思った以上に汚れていることに気づくことでしょう。また、液晶画面は細かなホコリが吸い付きやすいので、よく見ていると画面にホコリがたくさんついていることがあります。
これらの汚れを放置しておくと、画面の汚れで良く見えなくなってしまったり、傷がついてしまう恐れが。また、画面にホコリが付いているということは、モニターの中にホコリが入ってしまう可能性もあります。
そんなことにならないよう、正しいお手入れ方法をご紹介したいと思います。
モニターの手入れの前にやるべきこと
電源を切る
これは意外に思われるかもしれませんが、かなり重要なポイントです。
電源をオンの状態で拭き掃除をしてしまうと、画面の汚れが分かりにくいため、強い力で拭き掃除をしがちになり、その結果、画面を傷つけてしまう恐れがあります。
簡単にササっと拭くだけなら構わないのですが、しっかり拭き掃除をするのであれば、電源を切っておくことをおすすめします。
各種ケーブルを外す
モニター本体の拭き掃除の際に、誤ってケーブルを抜いたり引っ掛けてしまう恐れがあります。
ケーブルを引っ掛けてしまうことで、モニター本体の入力端子部分を痛めてしまったり、ケーブルが破損してしまう恐れがありますので、各種ケーブルは抜いておくことをおすすめします。
正しい掃除方法 ‐液晶画面‐
モニター用クリーナーで拭く
これがもっとも正しいお手入れ方法です。不織布製のモニター用クリーニングペーパーと、マイクロファイバー製のクリーニングクロスの2種類がありますが、どちらを使っても問題はありません。
液晶画面の他に、メガネのレンズを拭いたり、カメラのレンズを拭く際にも使われております。
材質が同じであればメガネやカメラレンズ用のクリーナーを液晶画面に使用しても構わないのですが、併用する際はクリーナーに付着しているゴミや汚れにご注意ください。
ゴミが付着した状態で拭いてしまうと、液晶画面にキズをつけてしまう恐れがあります。
モニター用クリーニング液やスプレーを使用する
かなり強い汚れがあり、拭いても取れない場合は、モニター専用のクリーニングスプレーを活用するのも1つの方法です。
モニター専用のクリーニング液やスプレーの特徴として、拭き跡が残らないのが大きなポイントです。
ただし、クリーニング液やクリーニングスプレーを直接画面に吹きかけないようにしてください。クリーニング液やクリーニングスプレーを画面に直接拭きかけてしまうと、液垂れが発生し、液晶画面の隙間に入り込んで故障の原因につながります。
また、半光沢/光沢タイプの液晶画面には使用NGですので、非光沢タイプの場合のみご使用ください。
光沢タイプの液晶画面とは、画面が鏡のように反射しているタイプのことを指しており、画面に光を当てるとしっかり反射するタイプのものが光沢タイプです。
逆に、光沢を抑えたものが非光沢タイプとなります。画面に光を当てても反射が抑えられているタイプで、日本では主に非光沢タイプの画面が好まれる傾向にあります。
画面端などは、綿棒をつかってホコリやゴミを取り除く
モニターの画面部分は凹んでいる部分がありますので、隙間にホコリや小さなゴミが溜まりがちです。もし小さなゴミやホコリが気になるようでしたら、綿棒を使って軽い力でゴミを取り除いてください。
この際も、強い力で拭いてはいけませんので、軽い力でホコリだけを取り除くイメージで清掃をしてください。
正しい掃除方法 ‐液晶画面以外‐
モニターの本体部分の筐体や各種ケーブルも、思った以上にホコリや汚れがついていることがあります。
その際は、モニターの画面ほど繊細に扱わなくても大丈夫ですので、薄めた洗剤で拭き掃除をしても特に問題はありません。
ただし、アルコール液や漂白剤のような強い清掃液はキャビネット部分や各種ケーブルでも使用NGですので、使用する洗剤にはご注意ください。
基本的には、クリーニングクロスを用いて、画面用と同じクリーニング液を使うのが最もおすすめで安全な方法ではありますが、強く水を絞って水拭きをしても問題ありません。
これは絶対やらないで!NG掃除方法
モニター画面が汚れているからといって、掃除方法は何でもいいというわけではありません。
特に、やってはいけないNGな掃除方法がありますので、「この掃除方法はよくないんだな」と、ぜひ覚えておいてもらいたいと思います。
ハンカチやティッシュペーパーで拭く
おそらく最もやりがちな間違いが、この「ハンカチやティッシュペーパーで拭く」になると思います。
ハンカチやティッシュペーパーで拭くのがなぜNGなのかというと、実はハンカチもティッシュペーパーも繊維が硬くて粗いため、ハンカチやティッシュペーパーで拭くと表面を傷つけてしまうからなんです。
さらに、軽い力で拭いても汚れが落ちなかった場合、より強い力で拭いてしまうため、その一か所にキズが集中してしまいます。そうなると、画面の一部分に細かいキズが集中してできてしまう可能性があります。
水を使って布巾で拭く
モニターは電化製品ですので、水を使って掃除することはあまりおすすめできません。
特に、画面部分を水拭き掃除する際は注意が必要です。布の繊維が粗いと画面を傷つけてしまいますし、モニターの下の隙間に水が入り込んでしまうと故障の原因に直結してしまいます。
また、水滴が残りやすいため、その水滴を拭き取ろうとする際に強い力で拭いてしまう可能性がありますので、水は最初から使用しないほうがいいですね。
モニターの筐体部分を拭く際も、水が垂れてこないようにしっかりと絞ってから拭くようにしてください。
本来ならば水を含ませて拭くことはおすすめできませんが、どうしても水拭き掃除をしたい場合は、
1. クローニングクロスに少量の水を染み込ませ
2. 水が垂れてこないようにしっかりと絞り
3. 軽い力で水が垂れてこないようにして拭く
ようにしてください。
水を使用する際には、非常に注意が必要ですので、できる限り専用クリーナー液を使うことをおすすめします。
アルコール液やアルコールスプレーで拭く
アルコール液やアルコールスプレーの大半は使用NGです。
理由として、アルコール液がモニター表面のコーティングを溶かして剝がしてしまうからです。
アルコール使用率が低いと一部使用可能なものもありますが、大半はNGであるため、基本的にはアルコール液は使用しないでください。
アンモニア液もモニター表面のコーティングを溶かしてしまうため、使用NGです。
家庭用洗剤で拭く
家庭用洗剤も非常に危険ですので、使用しないでください。
家庭用洗剤もアルコール液と同様にモニター表面のコーティングを溶かして剥がしてしまうものがあります。
そのため、家庭用洗剤はすべて使用しないことをおすすめします。
画面・キャビネット・ケーブルすべて同じクリーニングクロスで拭く
目に見えない小さなホコリやゴミがクリーニングクロスについていることにより、モニター画面にキズをつけてしまうことがあります。
そのため、液晶画面とその他部分を拭く用としてクリーニングクロスを最初から分けておくか、使い捨ての不織布製クリーニングペーパーを使うことをおすすめします。
まとめ
以上、モニターのお手入れ方法でした。
まとめると、以下の方法でお手入れすることをおすすめします。
- 拭き掃除の前に電源を切り、各種ケーブルは抜いておく
- マイクロファイバー製のクリーニングクロスや不織布製クリーニングペーパーで拭く
- 液晶画面用クリーニング液やスプレーを使う、画面に直接吹きかけない
- ハンカチやティッシュなど、液晶画面用クリーナー以外のもので拭き掃除をしない
- アルコール液や家庭用洗剤を使用しない
- 水拭きをする際はしっかりと強く絞っておく
- 画面用とその他用でクリーニングクロスは使い分ける
正しくお手入れして長くモニターを愛用してくださいね!
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