
意外と見落としがちなケーブルの長さの見極め方!
こんにちは、スタッフの川田です。
今回は、ケーブルの長さの見極め方(設置方法ごとに必要な長さ、ベストな長さ)についてお話したいと思います。
ケーブルの種類と必要な長さの考え方
モニターで使用するケーブルは、主に以下の種類があります。
- 電源ケ-ブル
- ACアダプター
- DisplayPortケーブル(DPケーブル)
- USB Type-Cケーブル
- D-Sub15ピンケーブル
- DVIケーブル
これらは、
- 電源ケーブル(ACアダプター含む)
- 映像ケーブル
の大きく2種類に分けることができますので、それぞれ説明していきたいと思います。
電源ケーブルの長さが重要
デスクの上にモニターを設置しようと思ったとき、コンセントは基本的に壁の下側についていることが多いので、
①モニターの高さと机の高さ=縦の長さ
②コンセントまでの横の長さ=横の長さ
の2つを考慮する必要があります。

実際にどのくらいの長さが必要になるのか、計算してみましょう。
まずは「机の高さ」を確認してみます。

画像提供:株式会社関家具
製品名:レジェンズデスク(e-スポーツ用)幅110cm
製品URL:https://www.sekikagu-shop.jp/shop/g/g343567/
こちらを例にお借りすると、「机の高さ」は74cmです。
さらに、モニターの電源ケーブル差込口の高さ(=モニターの高さ)を、仮に計算のしやすいように16cmとしましょう。
これらを合わせることで ①縦の長さ が90cmとわかりました。
コンセントの口がデスクの真下にある場合は、横の長さを確保する必要がありませんので、床まで届く90cmの長さがあれば十分ということになります。
しかし現実はそう都合よくいかないことが多いため、次は「②(コンセントまでの)横の長さ」を確認してください。
そうして計測した①+②が、必要なケーブルの長さの目安になります。
例)
・横の長さ:50cm の場合 90cm+50cm=140cm必要
・横の長さ:100mcmの場合 90cm+100cm=190cm必要
もちろん、色々な器具を使ってキレイに直角にケーブルを設置する方もいますし、無造作にダランと成すがままに電源ケーブルを挿す方もいると思いますので、これはあくまで目安の数字です。
ただし、取り付け方にもよりますが、目安の数字よりも少し長めに取っておかないと融通が利かなくなる恐れがあるため、上記の目安長さに+αをしておくと安心です。
おまけ:PixioのACアダプター、電源ケーブルの長さ
ついでに、Pixioのモニターに付属されている電源系ケーブルの長さも見ておきましょう。
Pixioでは、ACアダプターと電源ケーブルが一緒になっている一体型と、ACアダプターと電源ケーブルが別々になっている分離型の2種類があります。
・ACアダプターと電源ケーブルの一体型…約〇〇cm
・ACアダプターと電源ケーブルの分離型…約〇〇cm
現在、電源ケーブルは1.5mもしくは1.8mの規格が主として流通しています。これは、モニターの付属ケーブルは家庭用としての用途が想定されており、必要以上に長いと逆に余って使いにくいため、長さが徐々に統一されていったためです。
映像ケーブルの長さはノートPC、デスクトップPCによって大きく変わる
次にHDMIやDisplayPortなどの映像ケーブルについてみていきたいと思います。 映像ケーブルの場合、デスクトップPCで使うのか、ノートPCで使うのかによって必要な長さは大きく異なります。
まずはデスクトップPCから見ていきましょう。

デスクトップPCを机の上、または頭上に設置している方もいらっしゃると思いますが、今回は机の下(床やデスク横を含む)に設置しているケースで説明したいと思います。
基本的には電源ケーブルと同じ考え方です。
まず、①縦の長さを確保する必要がありますので、机の高さ+机上の映像入力端子までの長さを計算します。
ただし、デスクトップPCの入力端子は比較的上部に付いているので、少し余裕ができるかと思います。
そして、②の横の長さです。
机の下にデスクトップPCを置いている場合は、特に余分な長さを確保しなくても大丈夫です。
机の横に置いている場合は、その分の長さが必要です。
ノートPCの場合は、位置と入力端子の位置にもよりますが、たいていの場合は1mあれば十分です。
下図①のような場合は1mも必要ないことが多いとは思いますが、下図②のような置き方の組み合わせでは、1mでは足りない可能性が出てきます。


そのため、ノートPCだから長さは要らない、と安易に考えるのは意外と危険です。 必ずご自身の使用環境を考慮して映像ケーブルの長さを確保するようにしましょう。
キャスター付き収納ボックスを使用している方は要注意
デスクトップPCを「キャスター付き収納ボックス」や「ワゴンケース」と呼ばれるものに設置し、ホコリ掃除などのタイミングで移動する方は、特にケーブルの長さには注意してください。
この移動分を想定せず、うっかりケーブルを引っ張っるような状態になってしまうとケーブルや端子部分の破損につながり、故障の原因になってしまいます。
ケーブルを購入するときの考え方まとめ
色々説明しましたが、人生には想定外のことが多々起こりますので、ケーブルの長さは余分をもってご用意することをオススメします。
家電業界では「必要な長さ+50cmあればよい」とも言われていますが、各自ご利用状況も様々ですし、イレギュラーなことも起こりえますので、心に余裕を持ちたい場合は1mほど余分を取っておいたほうがよいこともあります。
買ってから「失敗した・・・!」とならないよう、必ずご自身の使用環境をしっかりと確認した上でケーブルを用意するようにしてくださいね。
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