
PCやモニターの他に、ゲーム配信・ゲーム実況に最低限必要なものって?
ゲーム配信に興味はあるけど、ちょっと難しそう…と思っている方は多いのではないでしょうか?
ゲーム実況は、配信内容や配信するゲームタイトルによって必要な機材が異なります。初めてゲーム実況をしてみたい!という方向けに、最低限必要な機材を網羅してみました。
ゲーミングPC
一口にゲーミングPCと言ったところで、スペックはピンからキリまであります。
今回は、タイトルに準じて「最低限必要なPCスペック(CPU、GPU、メモリ、ストレージ)」を紹介します。
CPU
デュアルモニターや配信ソフトの負荷を考慮すると、Ryzen 5 7500FやCore i5 13400クラスのCPUは最低限確保したいところ。もちろんプレイするゲーム次第ではマルチタスク性能を重視してRyzen 7 9800X3D、Core i7 14700(14700K)級の重量級CPUが必要となります。
グラフィックボード
最も重要です。CPU内のGPUでは配信は不可能です。
最新タイトルでゲーム配信するのであればRTX 4070 Ti SUPERクラスのGPUを準備したいところ。一方、RPGやレトロゲームの配信であればRTX3060 TiもしくはRTX3070レベルのGPUでも十分に対応できます。
CPU
デュアルモニターや配信ソフトの負荷を考慮すると、Ryzen 5 7500FやCore i5 13400クラスのCPUは最低限確保したいところ。もちろんプレイするゲーム次第ではマルチタスク性能を重視してRyzen 7 9800X3D、Core i7 14700(14700K)級の重量級CPUが必要となります。
メモリ
32GB以上を確保してください。
ストレージ
SSD容量は1TB以上で。ゲームPCと配信PCの両方に必要です。また、録画ファイルの保存先としても利用します。
ゲーミングモニター
解像度
まず解像度についてですが、画質に拘ってWQHD(2560x1440)や4K(3840x2160)解像度でプレイしながら、しかもある程度の平均リフレッシュレートを担保するには相当なハイエンドPCが必要になります。ここは素直にフルHDを選択しておきましょう。
リフレッシュレート
もちろん重要なのはリフレッシュレートで、FPSや格闘ゲームを配信するのであれば144Hz以上は求めておきたいところ。
最近の流れだと、165~180Hz帯のスペックを用意しておくとこの先しばらく安心です。
おすすめモニター
フルHDでリフレッシュレートの確保を優先する場合、PixioおすすめのゲーミングモニターはPX279 Prime Neo。
欲張りなスペックかつバランス力が魅力のFHDモニターで、応答速度は1ms、FreeSync PremiumとHDRにも対応と性能に申し分なく、これならエイムにこだわるFPS勢も安心です。
240Hzまでの超高リフレッシュレートに対応しており、最新のリッチなタイトルのプレイや将来的にマシンスペックが向上して200fps級の実現が可能になった際にも安心です。
サブモニター
配信にあたっては必ずサブモニターを用意しましょう。デュアルモニター体制にしておけば配信ソフトの操作が格段に楽になります。
サブモニターはむしろコンパクトな23.8インチサイズ程度に留めておく方がデスクトップ周りもすっきりします。ゲームのプレイに直接関係しませんので、リフレッシュレートや解像度を気にすることなく選べます。Pixio製品の中でもコスパ重視の選択としておすすめしたいのが、PX246Waveです。
マイク
高価なマイクは必ずしも必要ありません。最初の内はFIFINE K669Bあたりの¥5,000くらいのUSBマイクで十分。
オーディオインターフェースが必要で高価なXLRマイクは、ASMRに興味がある方や歌い手路線を目指したい場合以外は不要です。
ヘッドセット
家電量販店のゲーミングコーナーに行くとカラフルなヘッドセットがディスプレイされていて目移りしてしまいますが、マイクと同様、いきなり高価なゲーミングヘッドセットを揃える必要は無いです。極端な話、最初の内は昔のiPhoneに付属していたイヤホンでも十分配信に耐えられます。
ウェブカメラ
ウェブカメラの解像度は最低1080pが必要です。安定をとるならLogitech C920がおすすめ。コストパフォーマンスが高く、不動の人気があります。オートフォーカス機能のついたRazer Kiyoもロングセラーですね。
これらに比べるとやや高価ですが、顔出し配信でしっかりと映りにこだわるならPXSC1 Stream Cube。
2K1440p (30fps)の高画質での配信と、1080pでの60fps配信に両対応。AIが自動でホワイトバランスや露出を補正してくれるのもすごい!
USBカメラなのが信じられない高性能です。
配信ソフト
必ずお世話になります。ありがたいことに無料で優れた配信ソフトがあります。
なかでもOBS Studioはフリー配信ソフトウェアの代表格。デュアルPC環境も簡単に設定できます。シーンの切り替えやエフェクトの追加もスムーズ。初心者からプロまで幅広く利用されています。
OStreamlabs OBSは、OBSを基に配信に特化した機能が追加されています。設定が簡単で、どちらかといえばゲーム実況初心者の方にはOBS Studioよりもおすすめです。
照明
LEDリングライトですね。どうしてもこだわるなら試してみてもいいかも…ぐらいです。とにかく顔面に対する発熱が凄まじく、デスク上でもかさばるので、ほとんどの方が買ってもすぐ使わなくなります。(私もそうでした)
キャプチャーボード
SwichなどのコンソールゲームをPCで配信するには、キャプチャーボードが必要です。意外と値が張ります。Elgato HD60 Sは、低遅延で高解像度のキャプチャができます。
AVerMedia Live Gamer Portable 2 Plusもコストパフォーマンスに優れた製品です。性能はほぼ同等ですので、好みの方を選んでいただいて問題ありません。
インターネット環境
一番重要かもしれません。上りのアップロード速度が5Mbps以上であることが望ましいです。配信用PCは必ず有線LAN接続してください。(Wifi接続での配信は無謀です)
その他の便利アイテム
実はあると便利なのがグリーンスクリーン。背景を自由に変えられるようになると、演出の自由度が大幅アップ。
演出にはこだわらずとも、片付いていない部屋を写さないように隠せるのは魅力的です。
おすすめはPXGS1XLW Green Screen XL。ハンドルを引くだけで昇降可能なシンプル操作で、スタンドを組み立てるタイプよりも場所をとらず圧倒的に使いやすいです。
まとめ
かなりの長文になってしまいましたので、要点をまとめておきます!
PCスペック | 最新タイトルを配信したいならマシンスペックに妥協しないこと! | ■CPU ・Ryzen 5 7500F ・Core i5 13400 ■グラボ ・RTX 4070 Ti SUPER |
モニター | フルHDでリフレッシュレート144Hz以上を選びましょう。デュアルモニター推奨。 | PX279 Prime Neo |
マイク | USBマイクで十分です。 | FIFINE K669B |
ヘッドセット | 高価なゲーミングヘッドセットは不要です。 | 好みのものでOK |
ウェブカメラ | 解像度は最低1080p。 | PXSC1 Stream Cube |
配信ソフト | 無料ソフトを利用できます。 | Streamlabs OBS |
照明 | 不要です。 | - |
キャプチャーボード | コンソールゲームの配信には必須です。Steamゲームのみなら不要。 | Elgato HD60 S |
ネット環境 | 上りアップロード速度5Mbps以上 | - |
その他 | グリーンスクリーンが便利です。 | PXGS1XLW Green Screen XL |
難しそうなイメージがあるゲーム配信ですが、実は揃えてしまえば意外と簡単にチャレンジできますよ。
いきなりあれもこれもと高価な機材を揃えようとせず、プレイの快適性や配信のクオリティに影響する機材にはしっかりお金をかける、というのがポイントです。