グリーンバックって何?動画撮影や配信に便利な使い方を改めて確認してみる。

こんにちは!Pixioスタッフの池水です。

皆さんは「グリーンバック」という用語を知っていますか?グリーンバックとは、動画の背景を合成するために利用される機材の名称です。グリーンスクリーン(クロマキー)と呼ばれる事もあるのですが、名前の通り緑色のスクリーンを指す用語で、スクリーン部分に画像や映像を合成する事が可能になります。

この技術を利用することにより、実際にはいない場所で撮影しているかの様な演出や、ニュース番組の天気予報の様な演出をすることが出来ます。

グリーンバックの歴史

グリーンスクリーンを利用した映像技術は19世紀から映画の撮影環境等で利用されてきました。
一番使用される事が少ない色である緑色を背景のスクリーンに採用することにより、それ以外の部分を切り抜く事が容易になりました。

初期段階のグリーンスクリーンの使用法は緑色の部分を後で別の映像や画像に置き換えるといった方法だったのですが、最初期の技術では色の抽出が不完全で、クオリティが低い物が多いといった問題もありました。
デジタル技術の進化によって現在では人間の髪型さえも分離し合成することが可能になっており、映像を見ただけでは加工された物だと判別することが難しくなっています。

現在でもグリーンスクリーン技術は進化を続けており、Youtubeでの動画撮影、Web会議での合成動画、天気予報等のテレビ番組等でも日常的に使用されています。家庭用グリーンバックとデジタルカメラを組み合わせることにより、個人でもグリーンスクリーン技術を利用することも可能になっています。

グリーンスクリーンを利用するメリット

狭いスぺースでの撮影でも、あたかも広い空間や全く別の場所で撮影しているかのように編集することが可能

低予算で規模の大きい撮影を行うことが可能

会場等を借りる予算やセットを作る予算を抑えることが出来ます。撮影シーンによっては、物品をレンタルする費用も抑えることが出来ます。

照明や音声を制御可能

屋内での撮影により、屋外では難しい照明や音声の制御がより簡単になります。

編集の手軽さ

最近では多くの動画編集アプリがグリーンスクリーンでのクロマキー合成をサポートしているため、気軽に利用することが出来ます。

配信活動時に、プライバシーを保護することが可能

配信活動時にWEBカメラを使用する際、背景を隠す事によりプライバシーを守る事も出来ます。

使用時の注意点

照明を可能な限り均一に当てる

後で編集作業で色を抽出する際に、より正確に編集することが可能になります。

グリーンスクリーンのシワを可能な限りなくす。

シワがあると、色を抽出する際に上手く処理出来ない可能性があります。

被写体に、スクリーンと同色の物を身に着けない様にする

編集にて色を抽出する際に、背景色と同じ色の物を着用していると、身に着けている服の色まで抽出されてしまう事があります。

グリーンスクリーンを設置する場所があるかを確認する

スペースによってはグリーンスクリーンの設置も難しい場合があります。設置前にサイズなどを確認することをオススメします。

グリーンバックを選ぶ際のポイント

サイズ

使用用途によって必要なサイズが大きく変わってきます。WEB会議の様なバストアップだけが映ればいい環境では、100×100cmサイズで十分ですが、より大きな範囲を映したい場合には更に大きなサイズのグリーンバックが必要になります。(200×200cm等)

材質

グリーンスクリーンを展開したときにシワが映らないことが大事です。グリーンスクリーンは保管して何度も使用することになると思いますので、布製の製品がおすすめです。

設置方式

  1. 壁掛け式
  2. 壁にかけて使用するタイプのグリーンバックです。使用しない際には収納することが可能なタイプもあります。

  3. ロールアップ式
  4. 土台部分からスクリーン部分を引き上げて使用するタイプのグリーンバックです。収納も設置も簡単なためオススメなのですが、足元を映す際には土台部分が画角に入らないように注意する必要があります。

  5. スタンド式
  6. 2本の支柱でグリーンバックを吊り下げて使用するタイプです。シワができやすいですが、設置と収納が簡単です。

撮影の際に必要な物

■グリーンバック

■WEBカメラ

■照明

まとめ

今回のブログではグリーンバックの簡単な説明と、使用することによるメリットと注意点について解説しました!
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