
【ゲーマーカップル・夫婦向け】横並びゲーム部屋レイアウトで”2人の空間”を作り上げる方法
カップルや夫婦で同じ空間でゲームを楽しむとき、どんなレイアウトが理想でしょうか?
特に人気が高いのが「横並びレイアウト」です。
お互いの顔が自然に見えて、モニター越しにリアクションを共有しやすい。
同じゲームを一緒にプレイしている感覚が強く、「一体感」を味わいやすいのが魅力です。
とはいえ、実際に横並びでセットアップするとなると、スペースの確保・音の問題・熱対策など、意外な課題も出てきます。
この記事では、そんな横並びレイアウトの「メリット」「条件」「おすすめアイテム」「よくある失敗と対策」までを、実体験も交えながらご紹介します!
横並びレイアウトのメリットとは?
- 同じ方向を向いている安心感:黙々とプレイしていても、同じ空間にいる心地よさがあります。
- 相手の画面が少し見える:協力ゲームや実況を見るときにも便利。
- 配線がまとめやすい:壁に沿った設置ができるので、電源やLANケーブルの整理がしやすく、工夫次第でスッキリ。
横並びレイアウトを実現する条件と工夫
まずは「机のサイズ」を決めよう
レイアウトを考えるうえで最初に大切なのが、一人ひとりに必要な机の横幅です。
ゲームスタイルやモニター構成によって、必要な広さが変わります。
モニター構成別:必要な机幅の目安
モニター構成 | モニター横幅(本体) | 机の推奨横幅 |
24インチ × 2 | 約55cm ×2 = 110cm | 約120〜130cm |
24インチ + 27インチ | 約55cm + 62cm = 約117cm | 約130〜140cm |
27インチ × 2 | 約62cm ×2 = 124cm | 約135〜145cm |
32インチ + 27インチ | 約70cm + 62cm = 約132cm | 約145〜155cm |
さらに、PC本体を机の上に置く場合は、+30〜40cm程度の余白があると安心。
その場合、160cm前後のワイドデスクを選ぶのもおすすめです。
部屋に「横幅」がどれだけ取れるか?
必要な机の幅が決まったら、それを2人分合計してみましょう。
例:
- 彼女:120cmデスク(モニター1枚+周辺機器)
- 彼氏:140cmデスク(デュアルモニター+PC本体)
→ 合計260cm必要
壁側に2.6m以上のスペースが取れるかどうかが「横並びレイアウト実現の条件」となります。
机の組み合わせの工夫
もし240〜250cmの壁面しかない場合は、次のような方法もあります:
-
120cm × 1 + 100cm × 1 + 60cmのサブデスクなど、複数の机を組み合わせて柔軟に調整
- ⇒サブデスクにはPC本体、小型冷蔵庫、ルーター、タップなどをまとめると、足元がスッキリ
机の奥行きは60cm以上が理想。モニターサイズやキーボード、マウス操作スペースを考えると、それ以下だとやや窮屈です。
横並びレイアウトで“意外と起こる”トラブルとその回避策
「理想の横並びレイアウトが完成!」と喜んだのも束の間、
実際に使いはじめると、**“思っていたより気になること”**っていくつか出てきます。
ここでは、よくある落とし穴とその対処法をご紹介します。
音の干渉問題:「マイクに相手の声が入ってしまう…」
横並びだと、お互いの声やゲーム音がマイクに拾われる問題が発生しやすいです。
とくにVC(ボイスチャット)中に「相手の声が遅れて二重で聞こえる」といったケースはよくある話。
対処法
- **単一指向性マイク(例:Razer Seiren miniなど)**を使用し、自分の声だけを正面方向からクリアに拾う設定にする
→ 背後や横方向の音を拾いにくいため、隣の相手の声が入りにくく、ストレスが大幅軽減されます - イヤホンはオープンイヤー型を選ぶと、耳を塞がずに環境音や相手との声も把握しやすく、長時間使用にも向いています
- それでも気になる場合は、机の間に吸音ボードやブックシェルフなどの簡易仕切りを設置するのも手です
熱がこもる問題:「気づいたら部屋がムワッと…」
ゲーミングPCを2台同時に稼働させると、思った以上に熱がこもります。
「換気してるのに暑い」「夏はエアコンつけっぱなしでも厳しい」なんて声も多く聞きます。
対処法
- PCは床置きよりも、キャスター付き台などで浮かせる方が熱が逃げやすく、掃除もしやすい
- デスクの間や背面に小型のサーキュレーターを設置して、空気を回す
- PC同士の距離を詰めすぎないことも地味に重要です(=机を並べすぎない工夫)
配線・電源まわりのゴチャつき:「足元がカオスになる問題」
横並びレイアウトだと、PC・モニター・キーボード・デスクライト・スマホ充電…など、配線が倍になる=混乱も倍増しがちです。
対処法
-
二人の間に小さめのサブデスク(例:幅60cm)を設置し、タップ・ルーター・電源類を集約
→ 上にはスピーカーやデュフューザー、下には小型冷蔵庫を置くなど、使い道はいろいろ! - 配線整理グッズ(ケーブルトレー/結束バンド/コードボックス)を初期段階で導入
- タップは1500W以上+雷サージガード付きを選ぶと、熱や漏電対策にもなります
また、二人分のPCを1つの壁コンセントから取るとブレーカーが落ちる可能性も。
電源は“分散配置”を意識して、安全かつスッキリさせましょう。
横並びにおすすめのアイテム紹介
1台ずつ使う場合におすすめのワイドデスク
- 横幅140〜160cm、奥行60cm以上、モニターアーム対応のモデルがおすすめ
- IKEAのアレクスシリーズなら、自身の好きな足構成にでき、200cm幅にも対応できます。180cmまでの商品が多い中、ワイドモニターやマルチモニターで広い机を選びたい方にはおすすめです。
2台+サブデスク構成におすすめの机
- 120cm×1、100cm×1、60cm×1などを組み合わせる方法も柔軟
- サンワダイレクトのPCデスクシリーズがおすすめ!特に、幅60cm~180cmまで幅広いサイズ展開があるので、お部屋に合うサイズを見つけやすいです。
単一指向性マイク
- 自分の声だけを拾いやすく、隣の音を抑えられるため、音干渉を防ぎやすい
- 例:SONY ECM-PCV80U、FIFINE K669など
オープンイヤーイヤホン・骨伝導イヤホン
- 長時間使用でも耳が痛くなりにくく、周囲の音も把握できます。Shokzのオープンイヤーヘッドホンは特に軽くて使いやすいです。
小型サーキュレーター
- 夏場やこもりがちな部屋の熱対策に。静音モデル推奨
ケーブル整理グッズ
- ケーブルトレー、コードチューブ、結束バンドなど初期導入が効果大
まとめ
横並びレイアウトは、「同じ方向を見ながら、二人で快適にゲームができる」理想のスタイルです。
ただし、限られた空間に2人分の機材や配線を収めるには、サイズ感や熱、音、配線などの課題に先回りして工夫することが大切です。部屋の間取りや目的に合わせて、自分たちにベストなレイアウトを選んでいきましょう!