失敗しないHDMIケーブルの選び方 ~用途別おすすめ規格とチェックリスト~

今回は、HDMIケーブルの選び方について解説していきたいと思います。

「HDMI2.0とHDMI2.1って何が違うの?」
「HDMI2.1対応のケーブルなら240Hz出ますか?」
という質問を度々いただくようになってきています。

そこで!今回はHDMIケーブルの規格を中心に、選ぶポイントを詳しく説明していきたいと思います。


HDMIケーブルの基本性能

HDMIのバージョン

HDMIは時代の進化に合わせてどんどん進化してきました。

HDMI1.0からスタートし、HDMI1.1→1.2→1.3→1.4→2.0→2.1と進化を続け、2025年1月に最新版のバージョン2.2の規格が発表されました(発売時期は未定)。

また、各バージョンの中にはマイナーチェンジがあり、例えば2.0の場合、2.0→2.0a→2.0bと進化をしています。

HDMIケーブルの種類

HDMIケーブルには、対応できる解像度によって種類があり、現在は4種類存在しています。

・スタンダード(Standard)…720p・1080iに対応

・ハイスピード(High Speed)…1080pに対応

・プレミアムハイスピード(Premium High Speed)…4K/60pとHDRに対応

・ウルトラハイスピード(Ultra High Speed)…4K/120p、8K/60p、FRL、DynamicHDR、eARC、VRR、ALLMに対応

混同されやすい間違い

HDMIにはバージョンがありますが、HDMIのケーブルにはバージョンがありません。

HDMIのバージョンは映像機器側の規格が対象となります。

そのため、HDMIケーブルの種類はバージョンではなく、上記のようなスピードの違いのみとなります。

HDMIは帯域幅の違いがある

HDMIには帯域幅というものが存在しています。

帯域幅とは、「1秒間に転送できるデータの容量」を示す数字です。
この帯域幅を超えた量は転送できないため、映像がプツンと途切れたり、そもそも希望の解像度で映像を映すことができません。
また、この帯域幅が足りていない場合、画面が点滅してしっかり映らない、音が途切れる、ノイズが入るなどの問題が発生します。

そのため、「何で解像度を高く出せないんだろう?」「映像が途切れ途切れになるな?」という問題が発生した場合、ご自身が使っているHDMIケーブルの種類をあらためて確認するようにしましょう。

HDMI推奨規格早見表


HDMI2.0以上の具体的な性能進化の機能紹介

HDMIは時代の進化に合わせて最先端の機能に対応してきました。

近年ではHDMI2.0を基準とした映像機器製品が数多く発売されており、2025年現在では2.0が時代の中心となろうとしてきています。
その2.0が時代の中心になってきている理由の1つに、「最先端機能を活かした映像を表現できる」点にあります。

2025年現在、正しくは2.1が時代の最先端にはなるのですが、映像機器が一般化しにくい高額製品となってしまうため、必然的に2.0が主流となっています。

HDRとは?

HDRとは、「High Dynamic Range」の略称で、要約すると「黒つぶれと白飛びを防いで、人間の目に近くなるような映像を作る」という新しい映像技術です。

例えば、朝日が昇るような映像の場合、従来の映像で建物や木々の陰部分は真っ暗になってしまい、陰の部分が何も見えなくなり、何があるか分からない状態になっておりました。
また、明るい部分は完全に白飛びしてしまい、細かな映像の違いが映し出せないでおりました。
この両方をしっかりと映し出せるのがHDRの大きな特徴です。

木々や建物のような陰の部分を細かく表現し、太陽の光のような明るい部分を細かくニュアンスで映し出すことにより、人間の目で見たような自然かつ美しい映像を再現することができるようになります。

HDRをONにすると、朝日の部分が白飛びを防ぎ、陰の部分が黒潰れを防いでくれます。


ARC/eARCとは?

ARC/eARCとは、HDMIケーブルでテレビからホームシアターシステムのような外部サウンド機器に音声を送信する放送規格です。

ARCは「Audio Return Channel」の略称で、eARCは「Enhanced Audio Return Channel」の略称で、名前の通り「拡張された」ARCの強化版となります。
ARCはHDMI1.4から導入されており、HDMIケーブルを1本挿すだけで外部サウンド機器から音声を出すことができるようになりました。
尚、Dolby Digital/DTS/MPEG-2 AACなどの5.1chに対応しています。

eARCはHDMI2.1から導入されており、ARCとの違いは、帯域幅に広がったことによりさらなる高音質なサウンドを再現できるようになった点です。

そのため、Dolby TrueHD/DTS-HD Master Audio/Dolby Atmos/DTS:X/MPEG-4 AACなどの最新規格に対応しています。

VRR/ALLMとは?

VRRとは、「Variable Refresh Rate」の略称で、日本語に訳すと可変リフレッシュレートという機能になります。
出力側のグラフィックボードと入力側の液晶モニターのリフレッシュレ―トのタイミングがズレてしまうと、映像が分断されるような映像ができあがってしまい、カクつきやチラつきが発生してしまいます。
この映像のズレを防ぎ、正しい状態に同期をして滑らかで違和感のない映像表示を実現する技術がVRRの大きな特徴です。

ALLMとは、「Auto Low Latency Mode」の略称で、液晶テレビ側で低遅延モードと高画質モードに自動的に切り替えてくれる機能です。
今までは、手動で高画質モードと低遅延モードを切り替えていたのが、ゲームプレイ時は低遅延モード、映画などを観る際は高画質モードに自動的に切り替わってくれるようになりました。

このVRRとALLM機能は、HDMI2.1から対応できるようになっています。

HDMIケーブルを見るとバージョン確認が可能

今使っているHDMIケーブルはいつ買ったのか?いつから使っているのか?が分からないほど、記憶に残っていない方も多いと思いますが、HDMIケーブルを見ればどのスピードタイプかすぐに分かるようになっています。

試しに今お使いのHDMIケーブルを確認してみてください。下記の写真のように「HIGH SPEED」や「PREMIUM HIGH SPEED」などの表記があるはずです。

特に液晶モニターを高速リフレッシュレートモデルや高解像度モデルに買い替えた場合、HDMIケーブルは買い替えていないという方も多いと思います。

今までどおりの使い方であれば問題ありませんが、性能アップで使用する場合は、HDMIケーブルの買い替えも必要か改めて確認してみましょう。

Pixioオススメの純正HDMIケーブル

尚、PixioではHDMIケーブルも発売しています。

https://pixiogaming.jp/collections/cable

バージョンは2.1で、2mタイプはカラーバリエーションが8色、3mタイプはブラックの1色があります。
Pixioでは、部屋のインテリアに合わせやすいカラーバリエーションの液晶モニターを販売していますので、液晶モニターのカラーバリエーションに合わせた純正HDMIケーブルでカラーを統一することで、部屋のかわいさがさらにアップします。

買い替えの際にぜひHDMIケーブルのページも確認してみてください。

さらに、今すぐバージョン2.1が必要でなくても、将来のことも考えて今のうちに2.1を購入しておくのは非常にオススメですし、企業努力でお手頃な価格にがんばって調整していますので、液晶モニターを買い替えのタイミングでぜひご検討いただければと思います。

まとめ

今回はHDMIケーブルについて解説してまいりました。
液晶モニターを買い替えるタイミングでHDMIケーブルも買い替える必要があるか、必ず確認してみてください。

✅オフィス用途などでスピードを求めないならスタンダードでもOK

✅FHDで144Hzを使うならハイスピード以上が必要

✅FHDで240Hz以上を使うならプレミアムハイスピードが必要

✅QHDで144Hz以上を使うならプレミアムハイスピードが必要

✅UHDで120Hz以上を使うならウルトラハイスピードが必要

いかがでしたでしょうか?
HDMIのバージョンとHDMIケーブルで名称が違って、お互いの性能比較が分かりにくいHDMIですが、それぞれの対応解像度とスピードを確認して、正しい使用をご確認いただけますと幸いです。

ぜひこの機会に改めてHDMIケーブルを確認してみてくださいね!