買う前に必ずチェックしてほしい! モニターアームの選び方と取り付け方を徹底解説!
こんにちは、スタッフの川田です。
今回は、モニターアームをご購入いただく方のために、選ぶ基準や取り付け方についてお話したいと思います。
モニターアームのメリット
PC用モニターには「スタンド」という足の部分が必ず同梱されていますので、開封して取り付ければそのまま使用することができます。
しかし、いざモニターをデスク上に置いてみると、予想以上にデカデカと存在感が出てしまったなぁ、ということもしばしば見られます。さらに、デスク上のかなりの面積を占有してしまうため、結果的にデスク周りが狭くなってしまうのはモニターを使用する宿命でもあり、難点でもあります。
そこで、限られたデスク上を広々とキレイに使える様に改善しよう!とした際に大活躍するのがモニターアームというわけです。
デスク上を如何に広々と活用できるかで、仕事やプライべートでのパソコン作業の効率が大きく変わってきます。
買う前にチェック!モニターアームを選ぶ際の注意
シングルタイプ or デュアルタイプを選ぶ
モニターアームには、モニター1台を設置可能なシングルタイプと、モニター2台を設置可能なデュアルタイプの合計2種類があります。
- シングルタイプ
- デュアルタイプ
モニターアームが1本あり、モニターを1台設置できるものを指します。モニターを1台しか使わない場合は、このシングルタイプで十分ですね。
モニターアームが2本あり、モニターを2台設置できるものを指します。モニターを2台使いたい場合は、このようなデュアルタイプを選ぶとよいでしょう。
耐荷重量制限を確認
モニターアームの各製品には、「耐荷重」という項目があります。Pixioでは、仕様表に「Load capacity」と書いてある項目がこの耐荷重になります。
ご使用になるモニター本体の重さを事前に確認しておかないと、いざ取り付けた際に重さに耐えきれず、アームが下に下がってしまいますので、必ずチェックしましょう。
対応インチ数を確認
耐荷重と同じく、必ず「対応インチ数」が設定されています。ご利用のモニターサイズが対応インチ数内に収まっているかチェックしておきましょう。
もしも対応インチ数を超えて使用していると、可動域の邪魔になって当たってしまうことで想定の挙動を実現できないなど、問題が発生する可能性があります。
可変範囲(可動域)をチェック
可変範囲の違いは、モニターアームの性能の違いの1つとして価格に反映されやすいです。そのため、価格だけで製品を選ぶと「思ったより動かない」「思っていた位置に調整できない」ということも十分に起こり得ます。
以下4点の可動域は必ずチェックしておきましょう!
- チルト/Tilt:前後に傾ける角度
- スイーベル/Swivel:横に回転する角度
- ローテーション/Screen Rotation:モニターアームの腕部分の可動角度
- ピボット/Pivot:縦回転の角度
モニターアームの取り付け方
モニターアームには、主に4種類の取り付け方があります。
クランプ式
デスクの縁にクランプ(締め具)で固定するタイプです。簡単に取り付けることができるのが特徴で、最もオーソドックスで1番人気のあるタイプです。
デスクの設置面を傷つけにくく、取り外しも簡単にできるため用意する工具が少なくて済み、デスクの端に設置スペースがある場合に適しています。
グロメット式
デスクに穴(グロメットホール)を開け、アームを固定するタイプです。
クランプ式よりも安定した強力な取り付けが可能になりますので、しっかりと安定させて固定したい場合や、デスクの端に差し込む隙間がないためクランプが使えないデスクでの使用に適しています。
ただし、デスクに穴を開ける事で修復不可能なほどにデスクを傷つけてしまうことと、何度も位置を変えて穴を開ける事ができないため設置位置を調整することができないことが難点です。
壁かけ式
壁に直接取り付けるタイプで、デスク上のスペースを全く取らないのが特徴です。
デスクに干渉することがないのでスペースを完全に確保でき、しっかりと壁に取り付けることでモニターの配置を固定することができます。
一方で、壁に傷をつけることになってしまうことと、モニターの重量に耐えられない壁の場合は補強工事が必要になるということは覚えておく必要があります。
ポール固定式
デスクや床、突っ張り棒やメタルラックのポール(柱)などにモニターアームを取り付けることができるタイプを指します。マルチモニター環境に最適で、複数のモニターを自由に配置可能です。
それぞれのモニターアームには特徴と利点/欠点があり、どれが1番良いかはユーザーの使用用途により異なりますので、ご自身の利用環境をじっくり想定した上でどの設置方法を選ぶか考えましょう。
取り付け時/取り付け後の注意点
ケーブルはケーブルホルダーに収納する
仮にケーブルホルダーに収納せずに使用し続けた場合、モニターアームを動かす度に各ケーブルが予期せぬ状態で引っ張られてしまい、結果的にモニターの端子部分や各ケーブルの破損の原因につながります。
各ケーブルの長さは少し余分に確保する
ケーブルをピンッと張った状態で使用していると、モニターアームを動かす際に引っ張ることになってしまい、結果的にモニターの端子部分や各ケーブルの破損の原因につながります。
ネジやボルトが緩んでいないかチェックする
設置後、各パーツ部分の取り付けがしっかりとできているか、ネジやボルトが緩んでいないかを必ず確認してください。仮にモニターがしっかり固定されていなかった場合、急に落下してモニターが破損してしまう恐れがあります。
定期点検をする
取り付け後にも定期的にネジの緩みがないか確認をするようにしてください。何度も位置を変えたり、時間が経過すると、ネジが緩んでくることもあります。
最後に
今回は、馴染みの薄いであろうモニターアームについて、細かく説明をしてみました。
今後、書いてほしいブログ内容のご要望やリクエストがあれば、ぜひPixioサポートセンターやX公式アカウントにご連絡くださいね!