【今からでも遅くない!】 ゲーミングデバイス一式そろえるなら予算はどのくらい?
こんにちは!Pixioスタッフの川田です。
Pixioでは、皆様のご予算や目的に応じて様々な最高リフレッシュレートの機種を販売しておりますが、初めてゲーミングデバイスを購入される皆様から、
「何を基準に購入していいか分からない」
「全部でいくらぐらいかかるのかが分からない」
というご相談を度々いただきます。
そこで、今回は「ゲーミングデバイス一式をそろえるには、いくらぐらいの予算を考えたほうがいいのか?」について書いていきたいと思います。
ただし、どの製品も性能や価格はピンからキリまでありますので、簡単な選び方と判断基準を元にご説明してまいりたいと思います。
絶対に必要なデバイス一覧
ゲーミングPC
☆選ぶ基準
- CPU
PCの頭脳にあたるパーツで、CPUの性能が高いと処理能力のスピードが上がり、重たいデータを高速で動かせるようになります。
Core i3やRyzen 3では性能にやや不安要素が残り物足りなさが出てくる為、以下の性能かそれ以上のものがオススメです。
Intel製:中級クラス…Core i5、上級クラス…i7
AMD製:中級クラス…Ryzen5、上級クラス…Ryzen7 - グラフィックボード
GPUとも呼ばれているパーツで、映像処理のスピードやキレイさに影響を及ぼす重要なパーツです。
NVIDIA製:中級クラス…GeForce RTX3000シリーズ、上級クラス…GeForce RTX4000シリーズ
AMD製:中級クラス…Radeon RX 6000シリーズ、上級クラス…Radeon RX 7000シリーズ - メモリ容量
データを一時的に保存して、CPUがすばやくアクセス/処理ができるようにするための記憶装置です。
8GBだと少し心配、16GBあればとりあえず大丈夫、32GBあると安心といったところでしょうか。 - ストレージ
データを記憶しておくパーツのことで、主にHDD(ハードディスク)とSSD(ソリッドステードドライブ)の2種類があります。
HDDは大容量で価格もリーズナブルですが、読み込み速度にやや時間がかかります。SSDは読み込みスピードが速い一方で、HDDよりも容量がやや少なめで価格も高めにはなります。
HDD、SSDともに最低1TBはほしいところです。
☆目安予算
入門機クラスなら10万円前後、中級機クラスなら15~25万円、上級機クラスなら25万円以上が目安となります。
ゲーミングモニター
☆選ぶ基準
- サイズ
ゲームをプレイする場合、23~25インチがプレイしやすいと言われています。近年では、少し大きめの27インチにも人気が出てきています。 - リフレッシュレート
最低144Hzはほしいところですが、高ければ高いほどプレイの質向上につながります。まずは165Hz以上~240Hzまでを基準に、予算に合わせて検討いただければと思います。
ただし、グラフィックボードの性能に大きく影響されますので、ご自身が購入するPCのグラフィックボードの最大出力リフレッシュレート(フレームレート)数を事前に確認するようにしてください。 - パネル種類
TN、VA、IPSの3種類がありますが、メインでプレイするゲームの種類によって選ぶと良いでしょう。
オープンワールド系RPGや映像美を楽しむゲームの場合はVAパネルがオススメです。FPSなどスピード感のあるゲームをプレイしたい場合はIPSがオススメです。
☆目安予算
入門機クラスなら2万円前後、中級機クラスなら3~5万円、上級機クラスなら5万円以上が目安となります。
ゲーミングマウス
ゲーミングマウスは、完全に個人の好みによるといった感じですので、一概に「入門者にはこれがオススメ!」という具体的な性能や製品はありません。
とはいえ、初めて購入される方は基準がないのも困ると思いますので、見るべき基準を挙げておきます。
☆選ぶ基準
- DPI値
Dot Per Inchの略で、マウスの感度を表す数値です。基本的には100~3200あれば十分だと思ってよいと思います。 - 重量/形状
マウスの大きさは、S/M/Lサイズに大別できますが、どれを使うかは完全に個人の好みです。強いて言えば、手が小さい/指が短いと自覚がある方は、Sサイズがオススメというくらいでしょうか。 - ボタンの数
ゲーミングマウスは従来のマウスよりもボタンの数が多いのが特徴です。特に、親指部分にボタンが搭載されている製品が多く、ボタン部分に設定を読み込ませることができるようになります。
☆目安予算
入門機クラスなら5,000円以下、中級機クラスなら5,000~2万円、上級機クラスなら2万円以上が目安となります。
ゲーミングキーボード
☆選ぶ基準
- キーボード方式
キーボードには、メンブレン方式、パンタグラフ方式、メカニカル方式、静電容量無接点方式がありますが、ゲーミング用途の場合はメカニカル方式または静電容量無接点方式を選ぶようにしてください。
メンブレン方式やパンタグラフ方式では、押していないのに誤って押したと認識してしまう「ゴーストキー」という問題が発生してしまうんですね。 - キー軸の色
メカニカルキーボードには、青軸や赤軸などの種類があります。
青軸はキー打音が大きく、赤軸はキー打音が小さいのが特徴です。性能に差があるというわけではないので、好みで選んで問題ありません。 - テンキー
テンキーがありかなしか、ということなのですが、仕事作業などと兼用しない限りは「なし」の方がデスク上を省スペースにでできるのでオススメです。 - 英語配列/日本語配列
どちらの配列でもゲーミングキーボードはリリースされているのですが、日本語配列の種類はまだまだ少ないのが現状です。
慣れた配列を優先するか、デザインの豊富さを優先するかは各自の用途次第で決めて問題ないです。
☆目安予算
入門機クラスなら1万円以下、中級機クラスなら1~2万円、上級機クラスなら2万円以上が目安となります。
ゲーミングヘッドセット
☆選ぶ基準
- マイク性能
マイクの性能が低いと、ボイスチャット時に味方から「え?聞こえにくいよ?」と言われる可能性があったり、呼吸音を拾うポップノイズなどが発生してしまいます。
ノイズキャンセリング機能や各種ノイズ消去機能があるものがオススメです。 - チャンネル数
メカニカルキーボードには、青軸や赤軸などの種類があります。
青軸はキー打音が大きく、赤軸はキー打音が小さいのが特徴です。性能に差があるというわけではないので、好みで選んで問題ありません。 - テンキー
5.1chや7.1chといった、360度立体的に聞こえる立体音響機能がついているものが人気です。 - 装着感
オンラインでの購入の場合、一番難しい部分です。
できれば、実際に耳につけて、耳に当たる部分の不快さがないか、重さや装着感にストレスがないかを確認しましょう。
☆目安予算
入門機クラスなら5,000円前後、中級機クラスなら5,000~2万円、上級機クラスなら2万円以上が目安となります。
できれば用意した方がいいデバイス一覧
ゲーミングチェア
普段使っている椅子でもプレイは十分に可能です。従来の椅子と違う点は、疲れにくい、カッコいい、ゲーマーらしさが出る、という点でしょうか。
☆選ぶ基準
- 素材
主に、合革、ファブリック(布)、メッシュの3タイプがあります。
合革の特徴として、耐久性はあり掃除がしやすい点が上げられます。一方で、汗を放出しないため、座面や背中部分の汗がたまると不快に感じます。
ファブリックの特徴として、汗は放出するので不快さがなくなる反面、掃除がやりにくいと感じることがあります。
メッシュは、ファブリックよりも発汗性が高く掃除もしやすいのですが、その分やや高価になるのと、あまり製品数が多くないところが欠点と言えるでしょう。 - 座面の大きさ
座り心地、腰や頭の部分、キーボードやマウスを使って疲れにくいかなど、自分の体格に合うサイズであるか確認しましょう。
☆目安予算
入門機クラスなら10万円前後、中級機クラスなら15~25万円、上級機クラスなら25万円以上が目安となります。
ゲーミングマウスパッド
☆選ぶ基準
- サイズ
一般的なゲーミングマウスパッドの大きさは、横40cm×縦40cm前後の大きさのものがオススメです。もしくは、マウスパッドとマウスの操作部分全体を同じ高さにして扱いたい場合は、横90cm×縦40cm前後のものから選ぶとよいでしょう。
ただし、前提としてどれくらいの大きさを必要としているか、スペースを用意できるのかよく考えておきましょう。
今回は分かりやすくするために、敢えて大雑把な分け方をしました。
それでも、初めてゲーミングデバイス一式をそろえたい方にとって、初めて聞く専門用語だらけで頭から煙が出るような状態になると思います。
私のおすすめ方法は、
「PCショップで組まれている初心者セットを基準に考える!」
です。
ゲーミングデバイスに強いPCショップがオススメしている入門機セットであれば、一定の基準をクリアしている製品を組み合わせている場合が多く、比較的安心できます。
このセットを基準にしてみて、自分に合うか合わないかを1つずつ見ていくとよいでしょう。
実際の総額はいくらくらい?
選ぶ製品でかなり金額は変わりますが、入門機をチョイスして最低限の費用で抑えたとしても、15万円近くはかかると思います。
ただし、後で確実に性能不足を感じて買い替えたくなると思いますので、最初にある程度の投資をしておいたほうが、後々の買い替えを考えると安上がりになる傾向があります。
イメージとして20~25万円は見ておいたほうがよいと思います。
まとめ
今回は、「ゲーミングセット一式そろえるならいくらぐらい?」を細かく解説しました。
今後ブログに取り上げてほしいお題のリクエストがあれば、コメントやX公式アカウントにご連絡くださいね!
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